ネット将棋をやってきた。中田功XP戦法を試してみた。

棋戦:自由対局室(早指し)
戦型:三間飛車
先手:相手
後手:自分

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二飛
▲2五歩 △3三角 ▲6八玉 △4二銀 ▲7八玉 △6二玉
▲5六歩 △5四歩 ▲7七角 △5二金左 ▲8八玉 △9四歩
▲9八香 △7二銀 ▲9九玉 △6四歩 ▲5七銀 △7四歩
▲8八銀 △5三銀 ▲6六銀 △6五歩 ▲同 銀 △6三金
▲5五歩 △同 歩 ▲同 角 △7三桂 ▲5六銀 △6四銀
▲7七角 △5二飛 ▲5八飛 △5七歩 ▲同 飛 △6五桂
▲5八飛 △7七桂成 ▲同 桂 △2七角 ▲5九金右 △5四角成
▲6五銀 △同 銀 ▲同 桂 △同 馬 ▲5二飛成 △同 金
▲5三歩 △同金寄 ▲7七桂 △3二馬 ▲6五銀 △2八飛
▲5四歩 △6三金寄 ▲6六歩 △2九飛成 ▲5六銀 △2六龍
▲5五銀 △5六龍 ▲5八飛 △5七歩
まで70手で後手の勝ち

相手の緩手が目立って楽に勝つことができました(⌒∇⌒)


拙者、よそ様に見せるほどに強い訳ではありませんが。
一応、将棋道場24では2〜3級の棋力でございます。


ところで、中田功XPとは三間飛車宿敵の居飛車穴熊戦法に対して
中田功六段が創案した戦法であります。


これはようするにどんなものかといいますと、
ガチガチに守りを固める相手の作戦を阻止するための戦法であります。


特に居飛車振り飛車の戦いというものは
王様を囲い、大駒を敵陣に投入して引っ掻き回す戦いがメインでありますから
陣形が硬ければ硬いほど有利になるのであります。


しかるに居飛車振り飛車穴熊を組み合いますと
居飛車側のほうが
攻撃権、陣形の硬さがあり、振り飛車よりも有利という
結論がでております。


不利と分かっているのですから
これでは振り飛車が指せません。
まさに不利飛車です。


そこで考え出されたのが
「じゃあ、それに組ませなきゃいいじゃん」
という中田功XP戦法であります。


これが出てきたことで(もちろんこれだけじゃないですけど)
振り飛車受難の時代がようやく過ぎ去りました。


拙者のほうの結果も上記の棋譜の通り。
ガチガチに固めるのを防ぎつつ
隙あらば先手をとって反撃して勝利をしております。


まあこの戦法は相手を負かせる戦法というよりも
ガチガチに固めさせないで
対等な形勢に持ち込む戦法なので
その後の指し手が駄目駄目だと
まったく意味ないんですけどね。