脊髄反射のアメリカ人

イラクで解放された日本人の人質に対する自己責任論について、アメリカでは、むしろ同情を
示す形で大きく報じられています。高遠さんに2000ドルの小切手を差し出す人まで現れました。
 ニューヨークタイムズは23日、一面でこれを報じました。人質の家族に嫌がらせの手紙が届いた
ことや、政府・与党から自己責任を問う声が噴出していることを伝えています。こうした現象の
背景には、「お上にたてつくことを罪とする日本人の体質がある」と記事は解説しています。
日本政府が、もと人質に航空運賃を請求するという報道を見て、ワシントンの日本大使館
抗議の手紙を送った人もいます。ボストン郊外に住むジェンキンズさんは、大使あての手紙に
「怒りを感じる」と書いたうえで、高遠さん分の航空運賃として、2000ドル、約22万円の小切手を
同封しました。
 ANN NEWS http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/index4.html?now=20040424133141

「世には馬鹿たるべく定められた人がいて、
彼ら自身が進んで馬鹿なことをするだけでなく、
運命そのものが否応なしに
彼らに馬鹿なことをさせるのである」


ラ・ロシュフコー箴言集」より