別れた恋人を思い出す

あなたの 優しさ降らない日はない
あなたの 夢を見ない日はない
あなたの 空が曇る日はない
あなたの 歌が届かない日はない

あなたの 温もり求めない日はない
あなたの 未来支えない日はない
あなたの 道を照らさない日はない
あなたの 笑顔に酔わない日はない

あなたの口唇に触れていたい
あなたの愛に、そのものになりたい
どこかで失くした心のかわりに
全て引き受ける それもかまわない

――あなたの幸せ願わない日はない――
ALL STANDARD IS YOU/GLAY

美容師の兄ちゃん（名倉似）と失恋だとか
そういうことについて話していた。

別れたばかりの恋人が
他の男とくっついてしまうと
こっちはショックを受けてしまう。

え、そんなやつでもいいの？
今までの俺の立場はなんだったの？
みたいな。

すぐにくっついてしまうと
本人の固有性（それがあるから好きだったんじゃないの？）というものが
否定されてしまうような
そんな気持ちに陥ってしまうのだ。

しかし、恋人と別れて
数年が経っていて
風の噂で「結婚したらしい」なんて聞くと
むしろ
相手の幸せを願ったり、
相手の旦那が良い奴だったらなあと
思ってしまう。

結局、どんなに酷い別れかたをしても
時間が経つにつれて
相手の幸せを願うようになるものなのだ。

……今さっき、別れた恋人を思い出した。
別れてからまだ１年は経っていない。

まだまだ幸せを願ってやれない自分がいた。
心にはまだ未練が残っているらしい。

"ALL STANDARD IS YOU"を口ずさむたび
あの頃の思い出が浮かんでくる。
そしてセンチメンタルな気分になる。

チクショー、ＧＬＡＹも良い曲を作りやがって。